私はテレビに出てくるお料理を作る仕事をしているんですが、
お料理も、スタジオセットと同じように
「美術品」の扱いになります。
だからテレビのフードコーディネーターは美術部さんの仲間なんです。
(例外もあって、役者さんなどに料理指導をしたり、制作意図にそってレシピを考えたりするときは、制作さんから直接発注を受けることもあります)
ある、美術さんから聞いた話では
就活生とかに
「私、テレビの美術になりたいんですけど、どうしたらいいですか?」
って聞かれることがあるけど、
美術って色々あるからどれになりたいの?
って所から聞かないといけないってことが多いそうです。
ホント、テレビの美術さんって色々あります。
なので今回は私がわかる範囲でご紹介。
美術部のお仕事一覧
①美術プロデューサー
1番組をつくるのに、美術部だけで沢山の人が関わります。その、総責任者です。
文字通り、美術をプロデュースする仕事で、
美術の全てを管理します。
予算管理なんかもします。
②美術進行
沢山いる美術部を現場でとりまとめてくれる、
「現場監督」みたいな人です。
③デザイナー
セットや番組ロゴをデザインする人。
④CG
CGや映像を作る人
⑤大道具
美術セットの設営から撤収を行う仕事
⑥小道具
テレビセットにある小物を揃える仕事
⑦メイク
演者さんのメイクをする仕事
⑧衣装
衣装を揃える仕事
⑨電飾
テレビに映る電飾を設営する仕事。
映像装置なんかも設置してくれます。
⑩特殊効果
煙とかガスとか火とかそういうものを作り出す仕事。
11消え物
消え物とは消耗すると無くなってしまうもの。
食べ物とか生花とか、そういうものを作る仕事。
つまり私の仕事もここに当たります。
おわりに
美術部には他にももっといろんな仕事があります。
なにせ演者さん以外、映像に映っているものはぜーんぶ美術品なんです!
今回あげた仕事でも、もっと違った、もっと詳しい仕事内容があります。
ザックリしか書いてません。
もし興味があったら、調べてみてください。